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2024.06.19

6月19日(水)

今日は絵画制作の日です。年少組は写真を見て金魚を描きました。写真はじっとしているので、形を書き写し色の配分をしっかり描けるので皆とても上手にできていました。年中組は西川先生が描いた夏の風景を模写しました。空と地面の配分と雲の微妙なコントラストや光の具合、そして地面と空の境目にある林の色により、画面全体のコントラストがより鮮明になって、目線が遠景を眺める状態に変わります。年長さんは「オーロラ」の写真を見て、先週も習ったにじみ絵で表現しました。北欧のオーロラを頭の中で想像しながら、クレパスや絵の具を使って表現しました。パリのルーブル美術館やオルセー美術館などでは、小学生くらいの子ども達が先生と一緒に美術館を訪れ、そこにある名画を模写している風景をよく見かけます。子ども達は名画から発せられる無数の刺激を浴びながら自分の趣くままにそこから受ける感動を描いています。先生は余計な説明はあまりしていないようです。そして子ども達も本当に静かで行儀よく黙々と模写します。ある特定の子ども達だけでなく、私が何度か目にしたどの場面も同じ風景でした。やはりそれだけ市民としての自覚、偉大な芸術に対する崇敬の念など幼少期からの教育の高さに感心します。大切な人類の遺産を通して、またそれを継承する人間としての心構えが自ずと引き継がれる現実を見る思いです。

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